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利用例 エネルギー分散型XAFS装置

Energy-dispersive XAFS
measuring station

水加ヒドラジン酸化触媒のin-situ XAFS解析

エネルギー密度の高い液体燃料として、水素を電子のキャリアとする水加ヒドラジン(N2H4・H2O)を使用し、電極触媒材料として貴重な貴金属資源を使わないアニオン形燃料電池自動車の開発に産官学の連携で取り組んできた(図1)。燃料電池の出力向上と耐久性向上を両立するためには電極触媒上での素反応を理解し、触媒設計へ知見をフィードバックする必要がある。本研究では「in-situ XAFS」手法を用いて反応中の電極触媒の電子状態や局所構造を解析し、理論計算の結果との相関性を確認しながら水加ヒドラジン酸化反応のメカニズムを検討した。

【論文】T. Sakamoto et al., J. Electrochem. Soc., 163, H951 (2016).

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