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Python環境の構築

SUPPORT

ARIM、原子力機構微細構造解析プラットフォームの主催するPDF解析講習会のサポートページです。

PDF解析で使うソフトウエアをインストールするにはPython環境を構築する必要があります。WindowsとmacOSではやり方が異なります。標準的なインストール方法を記載しますので初心者の方は参考にしてください。

Windows版 Python環境の構築(Windows10)
Windows10は元々Python環境が入っていないので、anacondaをインストールしてPython環境を構築するだけです。ただし、インストールガイドにもあるように、anacondaは、日本語などを含むフォルダにはインストールできません。Windowsのアカウント名が日本語になっている場合、デフォルトのインストール先フォルダも日本語になるため、別のフォルダを作成する必要があります。コマンドラインからインストールされたPython環境が使えるようにコマンドライン環境の設定をしておきます。
macOS版 Python環境の構築(High Sierra以上)
macOSは標準でPython環境が入っていますので、システムのPythonとanacondaでインストールされるPythonを切り替えて使える環境を構築します。
Apple Silicon搭載のMacではRIETAN-FPと同様にRossetaを使用します。Apple Silicon搭載のMacでターミナルを開くとデフォルトではarm64が使われています。
uname -m
と入力するとarm64と表示されます。ターミナルアプリの情報を見るでRossetaを使用して開くにチェックしてください。再度、
uname -m
と入力すると、x86_64と表示されるはずです。以降はIntel Mac、M1 Mac共通です。
anacondaはpyenvを使ってインストールするのがおすすめです。pyenvはHomebrewを使ってインストールします。 ターミナルを開いて、以下のコマンドを打ってください。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
ここからpyenvを使ってanacondaのインストール
brew install pyenv
pyenvへのパスを通すために.zshrcを修正したら、一回コマンドラインを抜ける(終了して立ち上げ直す)。
pyenv install -l(インストールできるものがいっぱい出てくる)
pyenv install -l | grep anaconda(anacondaの最新版を選ぶ)
pyenv install anaconda3-2023.03
pyenv global anaconda3-2023.03
ここでも一回コマンドラインを抜けないとanacondaでインストールしたPythonを認識してくれないので、ターミナルを終了して立ち上げ直す。
AnacondaでインストールしたPythonの確認
WindowsならAnaconda promptで、macOSならターミナル.appを使って
python
と入力してください。以下のようなメッセージが出れば成功です。
Python 3.7.10 (default, Feb 26 2021, 10:16:00)
[Clang 10.0.0 ] :: Anaconda, Inc. on darwin
Type "help", "copyright", "credits" or "license" for more information.
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次は、PDFgetX3のインストールです。